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by nonakas
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日本経済を衰退させるLEXUS LFA

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先日東京モーターショウで発表されたLEXUS LFA。TOYOTAの高級販売チャネルであるLEXUSから全世界500台限定でリリースされたスポーツカーで、暫定価格は3750万円という。乗出し価格は、4000万円を軽く超えるだろう。
正直な感想、超~カッコイイ!と思うし、こんなクルマを所持してみたいと思うが、価格を聞くと魅力を感じなくなるのは自分だけだろうか。かつて自動車は日本経済発展の起爆剤であり、若者の夢と希望でもあったはずだが、これでは夢もへったくれもあったものではない。

過去、国産スーパースポーツカーといえば1960年代後半に登場したTOYOTA 2000GT、それと少し現実路線で若者の憧れとなったニッサン スカイラインGTR(通称 ハコスカGTR)だ。当時TOYOTA 2000GTの価格は238万円で、日本における大卒者の初任給が平均2万6千円前後であった事から計算すると、現在における2,000万円程度に相当する。また、ハコスカGTRは当時154万円で換算すると1200万円位だろうか。
非常に高価であったが、実はこの価格セグメントが人を魅了させた大きな要素でもあった。若者にとっては高嶺の花。しかし将来もっと大人になった時、手に届きそうで届かないような、でも頑張ればなんとか手に入れる事がでるのではないか?と思わせる微妙な価格設定。夢で終わらず目標にできる価格だったのである。
そういったものが労働意欲につながり日本経済の発展を支えていたのではないだろうか。そして、そんな時代を生きた若者が、次の世代の若者を魅了するクルマを造る。そうやってクルマという製造物が若者を魅了する文化として循環し、経済成長に貢献していた事は間違いないだろう。

しかし現在、この循環が途切れてしまっているのではないかと危惧する。いや、もしかしたらこのLFAが断ち切ったのではないかと。800円のジーンズを履き、ケータイ電話で無料ゲームを楽しんで、旅行する時はミニバンをレンタル、しかも車内は満席。そんな若者を拒絶するかのように発売されたLEXUS LFA 3750万円也。弱者は興味持たなくていいんだよと言わんばかりの価格で・・・。

このLEXUS LFAが今の20歳前後の若者の目にどう映っているのか気になるところである。
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by nonakas | 2009-10-24 07:08 | コラム